2012年10月30日

菌の力

まいたけ、しめじ、しいたけ、えのき茸など、今まさに旬を迎えるきのこ。
香りと食感、そしてボリュームもありながら低カロリーで、ダイエットにも人気の食材です。
今回は、きのこをよりおいしく食べるコツやその栄養成分、健康への効果などについてご紹介します。


●きのこでおいしく「菌食」を
「菌食」という言葉をご存知でしょうか?納豆やチーズ、味噌、日本酒など「菌」を利用した食品はとても多く、私たちの健康によい食材として知られています。
菌類は、体の免疫力を高める効果があることで注目されており、バランスのよい食生活には、動物性食品、植物性食品、そして菌類の3つを摂取することが望ましいそうです。
「菌」をそのまま、しかもおいしく食べられる点できのこは脚光を浴び、「菌食」には欠かせない存在となっているのです。


●きのこの栄養はすごい!
ミネラルや食物繊維を多く含むきのこ類ですが、種類によってそれぞれ栄養分にも特徴があります。
しいたけは、ビタミンDの宝庫として知られていますが、抗がん作用があるといわれるレンチナンという物質も含んでいます。
抗がんに効果があるきのこといえば、まいたけも見逃せません。まいたけに含まれるDフラクションやグリフォランには強い抗がん作用があり、サプリメントなどで実用化されているほどです。
エリンギやなめこは、骨粗しょう症を改善する働きで知られるトレハロースの含有量が高く、エリンギは最近、脂肪肝を予防する働きもあることがわかってきています。


●きのこは昆布と好相性
きのこ類にはグアニル酸という成分が含まれ、これは昆布のグルタミン酸、鰹節のイノシン酸と並ぶ、三大うまみ成分の一つです。
このグアニル酸は、グルタミン酸と出会うことで、数十倍に旨みが増すため、昆布としいたけでとった出汁は非常においしくなります。
また、干ししいたけを水につけてもどす際は、冷蔵庫の中で冷やして行うと、グアニル酸の元となるリボ核酸が減少せず、おいしくもどせるそうです。
高い温度の水につけてもどすと、苦みの元となる疎水性アミノ酸が増えてしまうので注意しましょう。


●きのこをおいしく味わうコツ
きのこのおいしさは、香りと食感のよさ。
そして前述のとおり、うまみ成分が多いことにあります。
栄養やうまみをなるべく損なわずに調理するためには、きのこを洗いすぎないことがポイント。
また、加熱するとうまみ成分の多くが増加します。
パスタや炊き込みご飯など、きのこのうまみ成分がソースやご飯にぜんぶ溶け込み、まるごと味わえる調理は特にオススメです。


●きのこのおいしい保存方法
きのこを保存する際は、洗わずに、キッチンペーパーなどで汚れを軽くふき取って冷凍するのがいちばん。
しいたけ、まいたけ、えのき茸などは、生のままファスナーつきの保存袋に入れて冷凍しておくとよいでしょう。
そのままお味噌汁やパスタなどに使いやすくて便利です。
エリンギやマッシュルームは、薄切りにしてさっと炒めてから冷凍すると、食感のよさが保てます。
いずれも使うときは、解凍せず凍ったまま調理して大丈夫です。

調理方法を選ばず、どんな食材とも相性がよいきのこ類。
他の食材にはない栄養価など魅力も多いので、旬のうちに冷凍庫に常備して、こまめに食卓に登場させられるようにしたいですね!

日本にあるきのこは、4,000~5,000種類にも上るそう。
その味や香りはまさに千差万別。
しいたけやえのき茸といったお馴染みのきのこも、そんな数千種類のうちの一つだと思うと、香りと食感を、じっくり味わって食べようという気持ちになりますね!


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Posted by 元韓国在住マン at 14:24│Comments(0)日記
 
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